レバレッジの計算方法の解説
レバレッジという言葉の意味わかりにくくないですか?私はけっこう迷いました。
調べていくと2つの意味があることがわかりました。ここにまとめます。
- レバレッジの意味その1〜必要な証拠金との倍率
- テコの原理が語源でFXでは証拠金をもとに何倍か規模の取引を行いますが、
そのときに必要となる証拠金の倍率を示します。
倍率ということで自分で取引のときに指定できそうな気になりますが、実際はそうではなく、
FX証券会社によって決められています。※
日本のFX会社では1倍〜20倍が一般的で、上級者向けに50倍や100倍が用意されています。
AVAFXなどアメリカのFX会社では100倍〜200倍が一般的です。
(※外為ドットコムなど日本には倍率を指定できるFX会社がいくつかあります)
- レバレッジの意味その2〜実質レバレッジ
- 持ってるポジションの総額と口座資産(現金)の総額の比率もレバレッジといいます。
たしかに倍率という言葉の意味では同じですが、意味その1とは違いますね。
こちらはリスク管理の指標としてわかり易いので、良く使われます。
一般的に「レバレッジが10倍が目安」とか、「3倍だと安心」といった形で使われるときは
こちらの意味となります。実質的なレバレッジという意味でここでは実質レバレッジと定義します。
実質レバレッジ = 口座資産(現金+含み収益+含み損失) / ポジションの総額
口座資産は刻々と増減するので、実質レバレッジは刻々と変化します。
レバレッジの考え方・計算方法の例
「マージンコールの計算方法」で紹介している例で、同じようにレバレッジがどうなるかを計算します。
10万円を口座に入金してミニ口座で取引を始める場合で計算しています。
わかりやすくするためスプレッドをゼロとして極端な例で計算しています。
(1)USD/JPYを¥100で1ロット買った場合、
利用証拠金は ¥100 * 1ロット(10,000取引単位) * レバレッジ率(1/200) =
¥5000 となります。
実質レバレッジは ¥100 *
1ロット(10,000) / 口座純資産(¥10万円) = 10倍 となりま
す。
| 口座純資産 Equity |
利用証拠金 Used Margin |
利用可能証拠金 Usable Margin |
レバレッジ意味1 | 実質レバレッジ |
|---|---|---|---|---|
| ¥100,000 | ¥5,000 | ¥95,000 | 200 倍 固定 | 10 倍 |
(2)どんどん同じ金額でポジションを買って、10ロットまで保有したとします。
利用証拠金は ¥100 * 10ロット(100,000取引単位) * レバレッジ率(1/200) = ¥50,000
実質レバレッジは ¥100 * 10ロット(100,0000) / 口座純資産(¥10万円) = 100倍 となります。
| 口座純資産 | 利用証拠金 | 利用可能証拠金 | レバレッジ意味1 | 実質レバレッジ |
|---|---|---|---|---|
| ¥100,000 | ¥50,000 | ¥50,000 | 200 倍 固定 | 100 倍 |
逆に¥1.0下がった場合は ¥100,000の損失となります。
さすがにレバレッジ100倍のテコの原理は大きいですね。
(3)まとめ
(1)の状態では、USD/JPYが ¥9.41下がって¥90.59 にまで下がると マージンコール(強制ロスカット)となります。
(2)の状態では、USD/JPYが ¥0.41下がって¥99.59 となった時点でマージンコールとなります。
| 実質レバレッジ | 購入時の取引価格 | マージンコールが発生する価格 | 差(下げ価格) |
|---|---|---|---|
| 10 倍 | ¥100 | ¥90.59 |
−¥9.41 |
| 100 倍 | ¥100 | ¥99.59 | −¥0.41 |
実質レバレッジ10倍だと10円近くの下げに耐えることができることになりますね。
100倍だとにほんの少し下がるとロスカットとなってしまいますが、
逆に下がらず上昇した時の利益幅はとても大きいです。
適切なレバレッジ管理が大事ですが、どの程度とするかは投資スタイル次第です。
リスクをとって多く儲けるか、安心をとってじっくり稼ぐか、長期保有か短期保有か・・・
ZuluTradeではシグナルプロバイダーとの相性もあります。
自分の投資戦略にあったシグナルプロバイダーを選びましょう。
マージンコールされないためのリスク管理
ポジションを保有している期間中に価格がどこまで下がるかを想定し、ロスカットされないように管理・設定します。
詳しくは「マージンコールの計算方法」に書かせていただきました。
ZuluTradeでは自動取引でポジションが増減するのでレバレッジが激変します。
特に下げのときはナンピンで大量のポジションを持つシグナルプロバイダーもいます。
想定内のレバレッジとなるようポジション数(ロット数)の上限設定が大事です。

